一輪の花に想いをこめて

大崎市古川に咲く、Une Fleur(一輪の花)

今回はWeb制作をさせて頂いた、大崎市古川にある「Une fleur –ユンヌ・フルール-」様にインタビューをさせて頂いた。

店名の「Une fleur」とは、フランス語で「一輪の花」という意味。

店長さんに「お花に興味がある人へ一言」をお願いした際に、名前の由来に関してもお話を伺う事が出来た。

『お花は無くても生活出来るんですけど、毎日一輪でもいいから、おうちの中にお花を飾っていて頂けたら嬉しいですね。お客様も、“一輪あるだけで違うよね”って言われる方が多いので。だから、一輪の花に想いをこめて、送る方の“想い”を伝えたいという意味で名付けて、お店を出したんです。』 

 一輪の切り花から、アレンジメント、苗物、鉢物まで、ところ狭しと色鮮やかな花が並んでいる店内。沢山の花の香りに包まれていると、それだけで気分が楽しくなる。

趣味を仕事に昇華する、という事

『趣味から始まって、お花屋さんに就職したんですね。それからおととし震災に遭って、お花屋さんを辞めなければいけなくなって。それでずーっとお花屋さんの仕事を探していたんだけど、無くて。でもどうしてもお花屋さんがやりたくって、諦めきれず、それなら自分でやってしまえ!と』

始めは趣味として始めて、お店を持つまでに至った店長さん。

どんな事から始めたのか聞いてみると、

『やっぱりプランターに、パンジーとかのお花を買ってきて、それを植えたのが始まりですね。それから色んなお花を植えてみたくなって、色んなものを買ったりして。』 

との事。

「スタートはガーデニング」という事で、お店を持った今も、度々ガーデニング教室を開催している。

その後、仙台のお花屋さんに就職。震災の影響で1年間だけではあったが、その後にお店を持った事を考えると、短い中でもぐんぐんと成長する姿が想像出来た。


お店を始めて生まれた『こだわり』の変化

自分のお店を持つと、最初は「お花とギフトを一緒に売り出したい」というこだわりを持っていたとの事。

けれど実際にお店をやっていると、変わる事も多々あるらしい。

お店を続けていく上で、「“古川にはない花屋”を目指している」という店長さん。今後は、お客様がお持込みされたプレゼントを、お花と一緒にラッピングするサービスを行う予定だ。

『商品と一緒にお花を贈りたいって人が多いんですよ。今までお花屋さんをやってきてね。だから今までのそういう経験を、このお店に集めてやりたいなって思っています。』 

自分のこだわりよりもお客様の気持ちを大事にするというその心掛けが、沢山の枝葉を伸ばす秘訣なのだと思う。

『お客様がお店に来て頂いたら、「お客様の気分を害さないように、快く帰って貰えるように」という事を一番にこだわっています。』

お客様の心のこもったプレゼントを、想いを込めて色とりどりの花々で包む。お客様の為を思うからこそ出来る事だと思う。店長さんの気持ちは、ヒマワリのようにいつでもお客様に向いている。

また、ギフトとしてのアレンジメントはどのような時にご注文があるのか伺ってみると、お誕生日や結婚祝い、開店、開業祝いなど、様々な場面で贈られるらしい。

今年のバレンタインには、2009年に世界で初めて誕生した青いバラ、「アプローズ」の予約販売も行う。是非大切な人に贈ってみてはどうか。


趣味に、仕事に、花のある生き方を。

始めは趣味として始め、自分のお店を持つまでに至った「Une fleur  -ユンヌ・フルール-」。

ユンヌ・フルールでは、趣味、お稽古事として習ってみたい方の為の「フラワーデザインスクール・一般コース」と「ガーデニングレッスン」、自営の教室を開業したい、フローリストやデザイナーとして活躍したいなど、お花のプロを目指したい方の為の「フラワーデザインスクール・インストラクター養成コース」なども行っている。

お祝いや贈り物にお花を贈りたい、という方は勿論、お花が好きな方、お花を「仕事」としてチャレンジしたい方なども、是非一度訪ねてみてはいかがだろうか。


Une Fleur ユンヌ・フルール

989-6106

宮城県大崎市古川幸町1丁目8-12幸町ビル1号室 

TEL0229-24-2878

http://une-fleur911.jimdo.com/