今回、Web制作をさせていただいた大崎市古川にある『ユリカーゴ』代表、佐々木哲也さんにインタビューすることができた。ユリカーゴでは自動車の修理や車検、メンテナンスの他、車両のカスタマイズを行っている。
佐々木さんは、2013年2月に『ユリカーゴ』を立ち上げた。以前は整備士として会社勤めをしていたという。
「子供のころから車が好きで、車のおもちゃが家にたくさんありました。ロボットやバイクにはあまり興味がなくて、きっとそのころから車が好きだったんでしょうね。だから前職を辞めたのを機に自分で始めることにしたんです。」と、会社立ち上げの経緯について語ってくれた。『ユリカーゴ』という社名は、お客様の大切な車を安心して任せてもらいたいという思いから、赤ちゃんを寝せておく“ゆりかご”と、荷物を運ぶという意味での“カーゴ”を融合させて名付けたそう。(佐々木さんは自動車整備の他、バス送迎も行っている。)また、ロゴデザインも“ゆりかご”がモチーフとなっており、信頼・安心などの思いが込められているのだという
「一台あたりにかける時間が少なくなると、クオリティが低くなってしまうので嫌なんです。だから、そのお客様の予算に合わせた目一杯のサービスをしたいと思っています。」そう話す佐々木さんからは、『ユリカーゴ』を選び依頼してくれたからには、お客様に必ず満足して帰っていただきたいという思いが感じられ、その言葉がとても印象的だった。お客様一人ひとりに合わせたきめ細やかな対応を心掛けていることもあって、「トラクターにTVを取り付けたこともありますよ!」と、少し珍しいカスタマイズの注文にも対応したエピソードを披露してくれた。「何万台中の一台であっても、お客様からすれば一台中の一台」そう語る佐々木さんの元へは、県外からお客様が依頼に訪れることもあるという。「どうせやるなら丁寧に。そして納得してほしい。」そんな思いで仕事に取り組む佐々木さんは、まさに職人気質。お客様第一主義で仕事に取り組む佐々木さんの姿に、リピーター率が高いということにも頷けた。
仕事をしていて嬉しかったことはありますか?とお聞きすると、「異業種の方など様々な人と知り合えたことですかね。お客さんは勿論ですけど、みなさんとの出会いもその内のひとつだと思っています。こういうことがなかったら、みなさんとの出会いもなかったわけですからね。」と、私たちの方を向いてにこやかに返答してくれた。ユリカーゴの口コミでの来客が多い理由は、こうした佐々木さんの人との繋がりを大切にする姿勢が物語っているように思う。
最後に、これからどうなっていきたいか?という質問をさせていただいた。すると、「今の場所が手狭になって場所を移動することですね。場所はもう確保してあるんですけど。そして一緒に働く仲間を呼びたいと思っています。」と答えてくれた。
インタビュー中、中学生になるという息子さんが学校から帰宅し顔を出してくれたので、息子さんにも会社を継いでほしいか、とお伺いした。「無理強いはしませんが、息子がやりたいと思えばやってほしいですね。息子の代に繋げていきたいと思っています。」と後世への思いについても語ってくれた。
お忙しい中、インタビュー中も終始優しい表情で応対してくださった佐々木さん。6割は女性のお客様からの依頼だというが、温厚で穏やかな雰囲気からその理由がわかったような気がした。
安心して任せてほしいという佐々木さんのお客様に対する真心は、しっかりと伝わっていることだろう。
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Do東北編集部
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