「店員」から「オーナー」へ。

リオーネふるかわのすぐ近く、一軒家のような佇まいを構える、セレクトショップ「VioLA(ヴィオラ)」。お店の雰囲気に惹かれ営業に伺った縁から、今回Web制作をさせて頂き、オーナー様のお店に込める「想い」についてお話を聞く事が出来た。

『昔からの夢とかじゃないんですけど…』オーナーは始めにそう付け加えてから、私たちにお店を始めたきっかけを話してくれた。

『元々服が好きで、アパレルの接客が凄く楽しくて。どんどん仲の良いお客様が増えていくと、凄く嬉しくなりました。』

 始めは、お店の販売員として働いていたオーナー。どんどんアパレル販売の魅力にひかれ、販売をする傍ら、経営や商品の流れについての勉強をしていたらしい。 契機となったのは、前オーナーからの「お店をやってみないか」という一言だった。

 『ずっと販売をやってきて、勉強してきて、挑戦してみたくなったんです。一人でお店を出来るか、どこまでできるか試してみたくて。』

お店を持つ「苦労」と「楽しさ」

商品についてのこだわりを聞くと、そこには「自分のお店」ならではの苦労があるという。

『私が本当はもっと個性的な服が好きなんですけど、どうしても自分の勧めたい商品と、売れる商品が違う。でも、多くの人が求めるものはやっぱり売れる。そのギャップが大変です。』

トレンドが重要なアパレルでは、どうしても自分の好みと、売れる商品との間でギャップが出てしまうそうだ。これは、「自分のお店」だからこそ、悩んでしまう事なのかもしれない。オーナーの好みは、オーナー自身がモデルとして着こなしているので、是非その目で確認してみて欲しい。

次にお店を経営する楽しみを聞くと、オーナーは目を輝かせて話してくれた。

『一番良いことは、新しいお客さんと知り合えて、仲良くなって長くお付き合いが出来る事。レディース専門でこだわってるのは、女子の世界で生きていきたい! 女子高みたいな感じ!自己満足なんですけど』

 お店には、多彩なカジュアルファッションが並んでいるが、それと同時に目を惹くのが、お客様がくつろげるように備え付けられたソファー。ここでの買い物を楽しんで欲しいという気持ちが伝わる。接客が大好きなオーナーは、商品を多く販売する事よりも、お客様と仲良くなれる事が何よりの楽しみだという。 


癒されるお店にしたい。

『まずは「見てください!」という思いです。お客様が来店されても、始めは売れないのが当たり前だと思っています。何度か来てもらって、「気に入ったのがあれば買ってください」まずは「見に来てくれる店づくり」に努めています。』

 オーナーはこれまでの経験から、接客から販売に至るまでの気遣いを欠かさないという。

 店員が話しかける事でお客様が商品を見る事に集中出来ない、という事がないようにしたいそうだ。 その為の「店づくり」にも余念がない。店内に静かに響くBGM、木が多く目に入る、ログハウスのような落ち着いたデザイン。「自宅」をイメージしたお店のレイアウトは、来店されたお客様が、ほっと一息つけるような雰囲気がある。

 またVioLA(ヴィオラ)では、子供向けの玩具やお昼寝が出来るようソファなど、親子で来るお客様にもとても配慮している。これは、レディース専門店ならではの気遣いだと感じた。

『お客様が気楽に滞在出来る穏やかな、緩い感じのお店』 を目指しているという。


新しい服、新しい出会い

商品についてのこだわりを尋ねると、オーナーは、「いつ来ても新しい服が入ってるお店にしたい」と語ってくれた。メーカーやトレンドの傾向、お客様のお話など、様々な面から情報を取り入れ、常に新作の仕入れの事を考えているという。

 また今後の展望を尋ねると、オーナーはキッズアパレルも取り扱ってみたい』と仰った。

 身体の成長が早く、独特の感性があるキッズにとっては、商品の入れ替わりが早く、「セレクトショップ」というユニークなブランドを扱うお店は、とても魅力的に映るのではないだろうか。

『季節に合わせてどんどん変わりますので、気楽に立ち寄ってください!』

 自分は「挑戦」を、お客様には「癒し」を。

VioLA(ヴィオラ)では、最新のファッションと癒しの空間、そして、何よりオーナーの明るい笑顔が、訪れるお客様を迎えてくれる。

セレクトショップ 「VioLA」
〒989-6162 宮城県大崎市古川駅前大通り 1-3-3
TEL:0229-22-7155