古川に新しい娯楽の場を提供したい
バッティングセンター「バットマン」が旧古川市に生まれたのは約15年前のこと。
当初は見渡す限り田んぼばかりで、レジャー施設らしきものが全く無かったとオーナー新山さんは語る。
そこで『ファミリー向けで、みんなで遊べる場所があってもいいのではないか』と、新山さんは考えた。オープン当初はバッティングセンターとまんが喫茶から始めたそう。バッティングセンターのみならず、家族みんなで遊べる施設を目指していた新山さんは、バッティングの苦手な小さいお子様向けに、その他の施設も続々と併設した。現在のバットマンではストラックアウトやバスケット、卓球、サッカーなどのアトラクションも完備している。お子様連れで来ても飽きない、家族で楽しめる施設作りの工夫が随所に光っている。
『バットマン』名前の由来
取材前から、私たちが気になっており、インパクト絶大なこの店舗の名前。今回はこの『バットマン』と言う店名の由来も思い切って伺ってみた。新山さんいわく、開店当初の二つのブースである「バッティング」と「まんが」を合わせ、この名前になったと言う。
『結構ネーミングには苦労して…二つを合わせてネーミングするのにどんなものがいいのかって、すごく迷った思いがあります。』
昔の事を少しだけ懐かしみながら、当初の気持ちを新山さんは語る。その表情には、ここまでじっくりとお店を育てて来た「愛情」がにじみ出ていた。
県内では唯一!バーチャルマシーンも完備
バッティングの球種は様々で、新山さん一押しはバーチャル映像搭載のマシーン。なんと県内ではバットマンだけにしかない機械なのだとか。
また、速度が設定できるランダム設定付きのマシーンや、カーブマシーンも設置してある。
バッティングセンター自体が減少している昨今、宮城県内のみならず、岩手等の他県から足を運んで下さるお客様も少なくないと言う。
学校帰りの野球少年がご父兄の運転で連れられてやって来ては、熱心に練習をしているのだとか。
また、ホームラン賞を行っているバッティングセンターも現在では珍しく、バットマンの特長とも言える。
不動の人気を誇るバットマン。そんなお店で、これからやってみたい事はあるか聞いてみた。
「ホームラン賞は常にやっているけれど、期間を決めて、賞品も(良いものを)用意して【ホームランコンテスト】を行ってみたい」と新山さんは笑顔で語ってくださった。
レトロな雰囲気を残しつつ、最新機器の導入で新しさも兼ね備えたバットマン。
最後にバットマンに対する想いを新山さんに尋ねた。
『一番はやっぱり…なんて言うんだろうな、みんなで、家族みんなで遊んで欲しいですね。
大人だけ、子供だけじゃなくてみんなで遊べる場所の提供をし続けて行きたいってのが一番ですね。』
お客様の笑う顔が見たい。それが本来の『サービス』であると改めて感じさせてもらったインタビューであった。
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Do東北編集部
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